• 徳増浩司のブログ (Blog by Koji Tokumasu)

特別講演『ラグビーワールドカップ2019が残したレガシーとは』

きのうは神田外語大学の「スポーツ文化論」の中で講演をさせいただきました。タイトルは『ラグビーワールドカップ2019が残したレガシーとは』という90分間の講演でした。これまでは60分程度の講演がメインでしたが、今回は90分ということで、自分の大学時代の苦労談からウェールズ渡航、ラグビーワールドカップの招致、レガシーまでを50年間のタイムトラベルという感じで、一気にお話しました。

講演のあと数人の学生さんたちが私のところに来てくれたので、一緒に記念撮影をしました。この日の講演で一番伝えたかったのは「レガシーとは、遺産(過去のもの)ではなく、出会ったあと、今なお、ずっと自分の中に生き続けているもの」「もしかしたら、まだ自分では気がついていないけど、これから出会うかもしれないもの。未来のもの」ということでした。数人の学生のみなさんから送られてきたメッセージをご紹介させていただきます。

「時系列順に述べられていたので、偶然を含めたあらゆる経験の積み重ねで事が進んだというのが分かりやすかったです。お話の内容も非常にイメージしやすかったです。また、住み込みの話など日常生活的な事は少し笑えて、それでも重要で、どこかほのぼのする内容でした。ラグビーワールドカップを日本で開催するために文字通り走り回ったことも理解しやすかったです」。

「講演で感動したところは、徳増さんのウェールズでの体験とラグビーWカップが日本で行われるまでの準備です。いまはスマートフォンがあるから一人旅行は昔より簡単になっているけどスマホがない時代に2年間も滞在できるのは本当に徳増さんの諦めない姿勢が産んだ奇跡だと思いました。ラグビーWカップはテレビで日本の試合はたくさん見たけど、開催されるまでの背景を全く知らなかったので、とても感動しました。また、日本で行われることの凄さを理解して鳥肌が立ちました。貴重な体験談やラグビーWカップの背景を教えて頂きありがとうございました!」

「お話が楽しく90分間があっという間でした。徳増さんの人柄がとても素敵で、ハングリー精神の行動、スポーツを通じた交流、国は違っても個人同士の関わりだというお話などとても貴重なお話ばかりでした。コロナ禍で思うように海外へ行くことができませんが、今回のお話でもっと行きたい気持ちが高まったので頑張りたいと思います!」

「本日は素晴らしい講義、どうもありがとうございました。 徳増さんのおかげで夢が見つかった気がします。英語とコミュニケーションが好きな僕はやはり、徳増さんのように日本と海外を飛び回り、双方の架け橋となるような仕事に就きたいと思いました。この夢をより具体的にするために、今後は積極的にボランティアなどにも参加していきたいと思います。」

「授業を受けるまで「レガシー」とはそのままの意味の遺産というイメージが強かったのですが、徳増先生の今までのラグビーを軸とした生き方を伺って、実際にレガシーとは遺産ではなく「ずっと自分の中で生き続けるもの」これから先も続いていくものという言葉がとても印象に残りました。ワールドカップ招致の際のニュージーランドが日本に投票してくれたという裏側の話なども聞くことができてとても新鮮でした。私も自分の中のレガシーを探し続けながら失敗もエンジョイするつもりで頑張ります」。

「徳増先生が授業の1番始めに「レガシー」とは何かを私たちに問いかけた時、私自身はそこまで深くレガシーについて考えたことがなかったため、「遺産」という辞書で調べたままの意味で捉えていました。しかし、その後先生の実体験を聞き、講義の最後には私の中で「レガシー」に対する考えが変わっていました。 先生が講義の中で話していたことの中から印象的なものを挙げたいのですが、沢山あったため一つだけ書かせていただきます。それは、「これから何に出会うか分からない、そのひとつの出会いが人生を変えるかもしれない」という言葉です。これを聞いて、この「出会い」に遭遇するために、先生のように何かに「挑戦」する必要があるのではないかと感じました。そして、講義の最後に「レガシー」とは、人によって違うと先生は話していましたが、私はそれを「何かを実行しようと実際に行動を起こし、その結果がどうであれ、それに費やした準備、過程、結果、そこから得られた教訓」の全てがそれぞれの人にとってのレガシーなのではないかと解釈しました。今回は貴重な講義本当にありがとうございました!」

「心に残る講義をありがとうございました。先生に出会えたことが私のレガシーになるくらい感銘を受けました✨#神田外語大学#レガシー#ラグビーワールドカップ

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