『君たちは何をめざすのか~ラグビーワールドカップ2019が教えてくれたもの』。いよいよ今日6月2日が発売日です。素敵なイラストを担当してくださったイラストレーターの齊藤恵さんは、なんとラグビー一家のご出身だそうです。
「父は秋田出身で、6人兄弟の5番目でしたが全員ラグビーをやっていて、父は花園に行ったと聞きました。父の弟(叔父)の髙橋千絋(ちこう)は秋田工業高校から立教大学、新日鉄釜石でラグビーをしていました。日本代表で2度ほど試合に出たそうです。
「息子が発達障害(自閉症)で、武蔵野東学園という自閉症児と健常児が共に学ぶ「混合教育」をしている私立中学に入学し、その後その上の武蔵野東高等学校に入学し、そこでラグビー部に入りました。そこでは自閉症児のほか不登校やいじめなどで心が折れた子たちが共に天宮先生のもとで3年間鍛えられながら、色濃い充実した時間を過ごしました。うちの子たちの代は東京都のベスト8になりました。息子は試合の出番こそありませんでしたが、ファーストジャージをもらいメンバーになれました。
「父母の応援する場面も多く、毎年行く八幡平の3週間の夏合宿には親も弾丸ツアーで見学に行くのが恒例行事でした。そこでグラウンドの子どもたちを見ているだけではつまらなくなり「練習に参加させてほしい」と訴え、そこから親のラグビー部(イーストブラックス)ができました。現在、夫(初代キャプテン)も私(たまに参加)も活動は退いていますが、4代目くらいの総勢50名くらいで、主な活動は子どもたちと一緒に練習に参加したり、たまに対外試合をしたりしました。
最後に齊藤さんからのメッセージです。「このお仕事を担当させていただけて本当に幸運だったと、感謝の気持ちで一杯です。今回の絵は私にとって新しい体験の素晴らしさを感じることになりました。この本ではラグビーワールドカップ2019での、予想もしなかった感動的なエピソードが、いくつも起こっていたことが描かれています。どうかその出来事を知ってもらい、考え、学びとって、若いみなさんのこれからの人生に活かしてもらえればと願っています」
齊藤さん、ありがとうございました。これからも、心温まるほのぼのとするイラストを描き続けてください!