• 徳増浩司のブログ (Blog by Koji Tokumasu)

コーチング日記①基本パス

*4月から始めた千歳中でのコーチング記録をこちらでも、少しずつアップすることにしました。

昨日は千歳中学1年生の指導に行ってきました。まだ体験入部中ですが、経験者6名を加えて15名が集まりました。(この期間はどの中学でも体験入部で、みんないろいろなクラブを自由に訪問する期間です)

この期間に「ラグビーってすごく楽しい!」と思わせることが、部員獲得のカギになります。私は、パスのしかたなど教える前に、いきなりのミニゲームでボールがつながる楽しさやトライするワクワク感を体験させることを重視しています。

キーポイントは「どのくらい一人一人の子どもたちにアテンション(注意)を向けられるか」ということ。「今のパスよかった!」「ステップすごいね!」「ナイストライ!」と声に出してほめつづけること。早く名前を覚えることも大切ですね。

基本スキルは時代とともに変化していきます。今の子たちはテレビなどの影響か、まったく初めての子でもスピンパス(スクリューパス)をやろうとして、結果的にひょろひょろパスになりがちです。

私がコーチを始めたころは「基本パス」(いわゆる、平パス)は、指をボールの縫い目に指を並行に置き、「スピンパス」では縫い目に直角に置くと、教えていました。(写真はレイ・ウイリアムズの『初心者のためのラグビー』より)・・皮のボールがなつかしいですね。

現在は、基本パスもスピンも瞬間的にどちらでもできるような持ち方が提唱されています。(『やってみようラグビー』川合レオ著より)。ここでは、ストレートパスとされています

コーチたるもの情報のアップデートは大切ですね。白黒とカラー写真が象徴的です😆

実際には近距離のクイックパスでは基本パス、長めの場合にはスピンとしたいのですが、どうも子どもたちにはスピンパスがカッコよく見えちゃうようなのですね。というわけで、悪戦苦闘日記でした。