• 徳増浩司のブログ (Blog by Koji Tokumasu)

16歳になったイーサン君からのメッセージ~Book Story⑥

『君たちは何をめざすのか』の子どもたちのエピソードの中でも、特に「あきらめない気持ち」の大切さを訴えてくれたのが、当時中学生だったオーストラリアのイーサン・パーキン君のお話でした。このほど、イーサン君がオーストラリアのパースからメッセージを送ってくれました。

ラグビーワールドカップで来日した時にはまだ中学3生だったイーサン君も、今では高校生。昨年12月には16歳のお誕生日を迎え、身長もぐんと伸びました。

「日本のみなさんお元気ですか?僕はとても元気です。僕は年末に16歳になったのですが、オーストラリアでは、16歳になると保護者同伴で車の運転もできるので最近は、僕が運転して父の送迎をしたりしています。そして17歳になると正式な免許も取れ、ひとりで運転することができるようになります」。

「僕はもちろん、あれからレフリングも続けてきましたが、学校のチームではスタンドオフとしても活動しています。でもちょうど1か月ほど前に、ゴールキックの練習中に骨盤を痛めてしまい、今は懸垂など上半身の筋肉トレーニングに励む毎日となってしまいました。やれることが限られているのでつらいですが、でも今はがまんの時だと思っています」。

「コロナウイルスで日本のみなさんも大変な生活をしていると思いますが、ここパースは、この1年間、コロナウイルスの感染者が1人も出ていないため、州内での活動は普通に行われている世界でも珍しい地域だそうです。でも、2週間ほど前にパースで行なわれたウエスタン・フォースの試合を友達と一緒に見に行ったときには、観客の上限が1万人に限定されて行われました」。

「日本のトップリーグはここオーストラリアのパースでもテレビで放映されていますが、世界のすごいトッププレーヤーがたくさん集まっていて、見ていてわくわくします。あの試合を見ていて、僕もまた早く日本に行きたいと思いました。そして、ラグビーワールドカップ開催中にお世話をしてくださったみなさんや、僕の体験談に関心を持ってくださったみなさんにもぜひお会いしてみたいです。どうかお元気でおすごしください! Ethanより」