• 徳増浩司のブログ (Blog by Koji Tokumasu)

『君たちは何をめざすのか』(「サクセス」2月号の書評より)

『君たちは何をめざすのか』が出版されて半年以上が経ちましたが、最近、すごく胸を打たれる書評を読みました。中学生向けの教育情報誌『サクセス15(フィフティーン)』(グローバル教育出版)の2月号です。私の気持ちを鋭く正確にくみ取ってくれた書評に感謝するばかりです。

いくつかの例を挙げると「小学生から高校生までに注がれるラガーマンたちの豊かな愛情に包まれたいくつものエピソードでは、共通して“あきらめない気持ち”へのサポートが描かれる」「底流には著者の、次代を担う若者たちへの熱い視線と期待がしみ出すように流れる」。

「最終章の招致活動への検証は、過去を振り返るものではなく、未来に向け、つまり次回の招致へのエピローグになっていることに、やがて読者は気づくだろう」。

「若者たちの世代こそが、次につながる新たな第1章をつづってくれるだろうとの願いと希望のメッセージ」「この本は、ラグビーを愛する若者たちだけに贈られたメッセージではなく、これから何かを成し遂げようとする君たちに向けられた応援歌でもある」。

  私が伝えたかったことをそのまま言葉にしてくれた書評でした。とても気になったので、書き手が誰かをお聞きしたところ、奇遇ではあるのですが、著者であるグローバル教育出版の社長・山本浩二氏は、都立秋川高校時代の私の同期でした。在学中はほとんど話したこともなく、その後の交流もなかったのですが、彼がハンドボール部のプレーイングマネジャーとして活躍していたことはよく覚えています。オンラインではありましたが、一冊の本を通じての50年ぶりの再会となりました。 #君たちは何をめざすのか