小さな集いから生まれた大きな一歩。昨年の10月下旬、小田急電鉄の『未来カフェ』という集いにお招きを受け、ラグビーワールドカップ2019のお話をする機会がありました。この『未来カフェ』は、若手社員が自主的に集まって、いろいろなトピックを題材にして、小田急電鉄がどのように地域社会に貢献できるかを話し合う場ということでした。
平日の就業後に、小田急本社内にあるカフェに50名を超えるメンバーが参加。私が最初にラグビーワールドカップの概要を説明したあとは、全員によるフリーディスカッションとなりました。みなさん自分の意志で参加しているだけに、とてもアクティブな議論が出ました。
それまではラグビーとはほとんど縁のなかったみなさんということもあり、「箱根に大きなラグビーボールのオブジェを作ったらどうか」「ラグビー電車を走らせたらどうか」「オールブラックスとお相撲さんでどっちが本当に強いか競い合ったらどうか」など、型破りな意見が次から次へと出てきました。
そんなフリーディスカッションの中から、このほど同社のラグビー好きな鈴木暁さん(経営戦略部・課長代理)と西口朋宏さん(旅客営業部・課長代理)の二人が中心になって、「ラグビーワールドカップ応援プロジェクトチーム」が立ち上がりました。
立ち上げメンバーのひとり鈴木さんは「最初は有志のチームだったのですが、社内のラグビー好きのみなさんの協力を得て、メンバーが集まり、今では正式なプロジェクトチームとして動いています。小田急沿線ではラグビーに触れ合える場所はまだまだ少ないので、これから沿線に1人でも多くのラグビーファンを増やしていきたいです」と意気込みを語ってくれました。
小田急電鉄は新宿西口エリアの地域活性化に向けて取り組んでいることから、このほど新たなラグビー活動拠点として新宿中央公園に白羽の矢が立ちました。
新宿中央公園の協力を得て、さっそく同プロジェクトの最初のイベントが決定。まずは来る2月4日(日)に小学生のお子さんを対象に『英語でラグビーin 新宿中央公園』を開催の予定が決まりました。(参加費は無料)
今後は平日の夜に同公園で、「大人のラグビー」を開催して、社会人向けにラグビー体験を提供していくとのことです。
小さな集いから生まれた大きな一歩。今後の彼らのラグビープロジェクトに期待したいです。