「地方都市にとって、ワールドカップの開催はどういう意義をもたらすのか」。先週は、都内で開催された「ふくろい東京交流会」にお招きを受け、『ラグビーワールドカップ2019と国際交流』というテーマでお話をさせていただきました。
今年で7回目の同会には、原田市長をはじめ、袋井市出身の著名人や関係者ら200人が参加。会場にはご当地の名産品がたくさん展示され、とても賑やかな雰囲気の中で開催されました。
出席者の顔ぶれも多彩。凸版印刷の足立直樹会長、ココカラファインの塚本厚志社長、「日本一元気な30人の総合商社」著者でもあるイービストレードの寺井良治氏など、第一線で活躍されている袋井市出身のみなさんに加え、袋井市商工会議所、文化協会、スポーツ協会、静岡理工科大学など地元の関係者が集まりました。
私の話は、前半は、自分のウェールズ体験がその後の招致活動にどのように役に立ったか、また招致活動がどれほど困難なものであったかなどをお話しするとともに、ワールドカップが日本で開催されることの社会的・国際的意義についてご説明させていただきました。
後半は、これまでにワールドカップが地元の活性化にどのように貢献できたかを、2011年大会でのニュージーランドのオークランド市の実例などから紹介しました。また、最近は地元も予想しない”新たな観光スポット”が外国人目線で発見されたいくつかの事例や、SNSの発達により、その影響は翌年の東京五輪開催時にも地元に還元されてくる可能性があるなどのお話をしました。
原田市長自身がロサンゼルスでの滞在経験もあることから、袋井市ではかねてから国際交流に力を入れています。ふくろい版ホームステイ、ハローフレンド活動(ふくろい未来大使・ニコラス・エドワーズさん)などの実践プログラムがあります。
私たちが主催している『英語でラグビー』教室にもいち早く注目していただき、昨年の11月には、市の主催で、地元の小学生50人を集めてエコパスタジアムのサブグラウンドで開催しています(写真)。
エコパスタジアムを擁する人口8万8千人の袋井市が、2019年に向けてどのように国際交流活動に取り組んでいくのか、おおいに注目したいと思っています。