<子どもたちに“おもしろい”ラグビーを⑤>
「ラグビーワールドラグビー日本開催へ向けて、子どもたちがもっとラグビーを楽しめたら」という気持ちで書き始めました。ただし、あくまで個人的な立場での提案やコメントです。
先週、行われた東京都中学新人戦では、たまたま力の差のあるチーム同士の対戦を見る機会がありました。
トライをされたチームは、トライをされるたびに相手に向かってキックオフ。するとそのボールを手にした相手チームがまたトライ。場合によってはノーホイッスルトライ・・・この繰り返しとなってしまいました。
トライをされる側も意気消沈しますが、応援する保護者(特にお母さま方)も同じ気持ち。ボールを持ったわが子の晴れ姿をなかなか見ることができません。これはとても残念なことです。
そこで、中学生の試合でも、セブンズのように、トライした方がボールを相手に蹴り入れる特別ルールを使ってみるのはどうでしょう。中学生の体格で成人と同じグラウンドを12人で使うということは、キックオフの状態では、限りなくセブンズに近い・・・つまり、ボールの1次ポゼションがとても大切になります。
今のルールですと、強い相手に対して、味方ボールで攻撃する機会がほとんどないまま試合が終わってしまう可能性が高くなります。劣勢チームにも、もう少しリスタートのチャンスを与えることができるのではないかと思いました。(小学生高学年のミニラグビーでは、このルールを適用)
たぶん同じようなアイデアはこれまでにも十分検討されてきたのかもしれませんが、ちょっと気が付いたので書いてみました。(なお、最初に申し上げた通り、本欄はあくまで私の個人的な意見です)