日本のみなさん、こんにちは。アーダーン首相がゆるやかにロックダウンを解除することを宣言し、6月13日からニュージーランドの5つのスーパーラグビーチーム総当たりのリーグを開始することになりました。練習も今週末から再開されます。
長く休校していた学校もいよいよ5月18日(月)から開校し、少しずつですが平常な生活が戻りつつあります。ただ、ラグビーの始動はまだスーパーラグビーのチームだけに限られており、学校のチームや青少年のラグビー活動の再開は今月の下旬になりそうです。また、飲食街でもバーだけまだ営業許可が下りていません。韓国でバーの営業を再開したとたんに40名もの感染者が出たからです。
とはいえ、ニュージーランドのラグビーファンたちは、自国のトップクラスの選手達の試合を1か月後に見ることができることを楽しみにしています。しかし、私たちにとって残念なのはあのサンウルブズのプレーをもう見ることができないということです。私たちはあのスピーディーでエキサイティングな日本代表のスタイルをもう一度サンウルブズという形で見たいと思っていたからなんです。彼らサンウルブズには、スーパーラグビーに残存するだけの立派な理由があったと思うのです。
この新型コロナウイルスが収束したあと、世界のプロラグビーがどういう方向に行こうとしているのか、私たちにはまったくわかりません。日本も参加してパシフィック・ネイションズが開催されるなどの話もありますが、そのためには、アメリカの会社などからの巨大な投資が必要だと思われます。
ニュージーランドに関していえば、スーパーラグビーに続いて、14の州代表によるプロヴィンシャル・コンペティションが11月まで開催されます。この大会には、スーパーラグビーの選手達がそれぞれ地元の州代表として試合に出場するので、地元のファンにとっても楽しみです。
このように、少しは落ち着きを見せて来たとはいえ、新型コロナウイルスからの完全回復までの道のりはまだまだ長いと思います。みんな手をしっかり洗い、お互いが適切な距離を保って行動する・・こういうことは、これからもずっと続けていかなければならないでしょう。日本のみなさまにも、一日も早く平和な日々が訪れることをお祈り申し上げております。
ジョン・ノウルズ (写真は紅葉の美しいクイーンズタウン・ゴルフ場にて)